日本の労働環境
どうも!
最近やっと暑さが落ち着いてきましたね。
もうすぐ鍋がおいしい季節がやってくるので、個人的には楽しみです。
話がガラッと変わりますが、最近、電通の新入女性社員が自殺したというニュースがありました。まだ若く東大卒の未来がある方なのに、こんなことになってしまい、とても残念です。
このニュースを受けて、日本の労働環境ちょっと調べてみたのですが、日本は過労死大国であることが分かりました。
「KARO−SHI」
この言葉は日本語の「過労死」のことで英語でも日本語と同様の発音です。
世界でも日本の労働環境が厳しいと認知されており、数で見ると以下のようになります。
15~64歳・男性の1日の労働時間を世界と比べると、日本はダントツの1位で375分(6時間15分)。イギリスやアメリカなどの先進国は4時間台、お隣り韓国も4時間40分
【参考記事】
えっこんなに違うの?日本の労働環境、海外と比べるとますますおかしい!? | meeta MAGAZINE (ミータマガジン)
普通の会社員からしてみれば、日本の平均時間が6時間ていうのも少なく感じますよね。しかし世界の先進国と比較すると、こんなにも労働時間に差があります。
なんでこんなにも違うのかというと、そもそも仕事に対する意識がまったく異なります。
日本では仕事は何よりも優先的な位置付けをされており、極端にいうと自分の身がどうなろうとも仕事を真っ当するという考えが多いんですね。
プログラマも同様で納期に間に合わせるために、長時間残業、休日出勤は当たり前です。それがどんなにタイトなスケジュールであったとしても・・・
また定時退社すること自体、なぜか気まずい。
そして、上記のようにどんどん会社のために身を削ってくれる人が会社から評価されるため、それ以降も同様のサイクルで仕事をするわけです。
反面、ドイツでは、「仕事は休むために働いている」そうです。
日本では仕事のために休むという意識が強いと思いますが、ドイツ人は休むために働く意識を持っている人が多いようです。そして有給休暇をどのように過ごすかに命を懸けているといっても過言ではないそうです。
そして何よりも気になったのは、生産時間が日本より少ないにも関わらず、ドイツの方が日本より、一人あたりのGDPが上回っている点です。
これもドイツ人と日本人とで意識に差があるようです。
例えば、日本では休日でも職場から電話があれば、対応する必要が出てくるものです。
(営業の方など)しかしドイツではそういったプライベートの時間を守るために、ドイツ政府が仕事に関する連絡を午後6時以降に送ることを禁止する政策を検討しているようです。
このように政府一体となって労働環境の良くしていこうと気持ちが見られますよね。
まあドイツのことを羨ましく思ったところで、ここは日本。
素直に日本のスタイルに合わせるしかないというのが現状です。
しかし、自分の労働環境が劣悪で心身にも悪影響が及ぶようであれば、我慢せずに転職することも大切です。
これは逃げではなく、自分を守るためです。
日本でもドイツのような意識を持った人たちが増えていけばいいですね。